巻き段ボールの素材はもちろん紙ですが、その紙として「クラフト紙」を使用しているものがあります。

クラフト紙とはご存じの通り強度が高く、セメント袋や米袋などに利用されるケースが多く、段ボールの素材としても広く使われています。

ただ、一般的に段ボールは段ボールであり、その素材がクラフト紙というのは意識されることが少ないのですが、クラフト紙だからこそ解決できた課題もございます。

過去にお客様で、包装資材に特殊エンボス紙を使用されていましたが、メーカーが生産を中止した為、急遽代替品を模索されていました。

現行品は復元力があり、水の染み込みが 少し遅いという特徴がありました。

代替品として100gのクラフト紙の片面ダンボールをご提案したところ、復元力、水の染み込むスピード両面で納得していただくことができました。

このように、巻き段ボールにクラフト紙がつかわれている、ということが頭の片隅にあると、ちょっとしたことでも問題解決の足しになるかもしれません。